先週末、名護の森をゴソゴソと徘徊してたら見たことのない真っ赤なキノコに遭遇。
これって、あのガーネットオチバタケってやつでしょうか?
雨で濡れてて艶っぽさと鮮やかさが倍増してるみたい。
属名の”Cruentomycena”で検索するとこれと似たキノコの画像がたくさん出ますね。
とっても小さいんですがこの鮮やかな赤、めっちゃ興奮しちゃいますー。這いつくばって青いルリシャクジョウを探してる時にこんな赤いカサが目に入ったんで完全にカウンターくらいました。
このキノコを見つけた直後、ドラマチックに頭上で雷が鳴り出してザザ降りに…。すぐに体もカメラもズブ濡れになったのでほとんど撮影もできずにやむなく撤退(涙)。
全身川に落ちたくらいの濡れっぷりだったけど、魅力的なキノコに出会えて大満足ですっ♪
赤い生き物といえば…..。
先日うちの玄関先でミナミヤスデのペアが繁殖行動をやってたんで、初めてじっくり観察してみたんです。これがなかなかに興味深い行動で素敵でした。
交接中のミナミヤスデ。下になってる方がオスです。
オスが第7胴節にある交接器をメスの第2胴節に差し込んで精子を渡している様子。
向かい合って交接するんですねぇ。
ヤスデの生殖器がこんな前の方にあるとは知らなかった….。
この時のオスの動きが妙にアクティブかつ繊細でとっても可愛かったので動画を撮りました。
オスの脚の動きがイイ感じですねぇ。交接中にも必死にメスに刺激を与え続けているところを見ると、オスのこの行動が繁殖成功を左右してそうです。
動画はすでに交接してろところから撮影開始してますが、最初に見つけた時はオスがメスの上にピッタリ重なって乗っていて、そのまま数分見てたら突然オスがメスの下に体を入れて交接を開始、という流れです。動画は3分にまとめてますが交接開始から終了まで20分間くらいでした。
こういう求愛行動を行う動物ってよく雌雄の形態に性的二型が発達するんで探してみたら、やっぱりありましたっ。
ほらほら、オスの脚の裏にだけ大きなパッドが付いてます〜。これでメスの体をしっかり押さえたり刺激したりしてるんでしょうね。面白い!
ミナミヤスデ自体は色も形も動きも可愛くて大好きな動物なんですが、沖縄では1990年前後から局所的な異常発生が報告されている外来種なのです。うちの玄関先で繁殖行動してるのを見るとホント複雑な気持ち….。