今月のGlass2Hオークションに出品したもう一つの作品を紹介します。
「あちらの世界」シリーズ制作期間ですが通常作品も制作しますよ。
トンボ玉作品
「珊瑚礁の岩陰で」2024
珊瑚礁の食物連鎖がテーマのトンボ玉で長年制作し続けている作品の一つです。
ホヤたちを食べようとするクロスジリュウグウウミウシ(ホヤ専食者)を背後からイシガキリュウグウウミウシ(ウミウシ専食者)が狙っています。ホヤの種類はウルトラマンホヤ(通称)、ワモンツツボヤ、チャツボボヤ。
ウミウシの糞や死体は細かい有機物となって水中を漂い、その一部はホヤ類(濾過摂食者)の餌となります。
そんな珊瑚礁の片隅で日常的に繰り広げられている食物連鎖の風景を記録した作品。
今回制作したものはウミウシたちの外鰓部分をこれまでよりもリアルなフサフサした感じのパーツに変更した新バージョンです!
時間がかかりましたがようやくここの細かい表現ができました。
珊瑚礁のドラマチックな世界が記録された直径26mmの小さなガラス玉。
この作品には展示台/収納兼用の木製標本箱が付属します。
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生物記録系トンボ玉作品・自然環境シリーズ(海水域)
制作時期:2024年8月
大きさ:26mm x 26mm、軸穴の直径:3mm
材質:主に鉛ガラス、一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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この作品は8月22日(木)に開催されるGlass2Hオークションに出品しています。
今回僕が出品したガラス作品は、このトンボ玉「珊瑚礁の岩陰で」と、前回の記事で紹介したあちらの世界シリーズ「休眠形態3点セット」の2点です。