今月のグラス2Hオークションに出品した作品を紹介します。
「ペルム紀幻影」2025
古世代ペルム紀の北米に生息していた両生類の絶滅種ディプロカウルス(Diplocaulus sp.)をモチーフにしたガラス作品です。
化石(現在の姿)を見た時に、彼らが生きていた当時の光景(見たことのない過去の姿・幻影)が勝手に脳内に再生されるあの感覚を表現した作品。
このモチーフの作品は2年ぶりの制作で、前作と同じく化石の隣に生時の光景が見えるデザインです(以前のものは片面に化石、反対面に生時の光景という両面タイプ)。
今作のディプロカウルスの姿は、全身ほぼ単色で眼もあまり目立たないようにしてシルエット的な”幻影”として作ってみました。
近年の復元図ではブーメラン型の頭部の後方と胴体が皮膜でつながっている姿で描かれるものが多いのですが、この作品では旧来の復元イメージを採用しています(僕の中ではまだこの姿のイメージが強いので…)。
本品には収納・展示台兼用の木製標本箱が付属します。
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ガラス造形作品「ペルム紀幻影」
制作時期:2025年3月制作
大きさ:34mm x 32mm x 16mm
材質:鉛ガラス・ソーダガラス(佐竹ガラス)
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この作品「ペルム紀幻影」は3月22日(土)開催のグラス2Hオークションに出品しています。
入札終了時刻は21:30です(自動延長あり)。
それでは今月のGlass2Hオークションもどうぞよろしくお願いいたしますっ。
→ Glass2H