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ウニ殻 2025

10月22日開催のGlass2Hオークションに出品しているガラス作品を紹介しますね。

“海で拾ったモノにまつわる記憶”がテーマの「あの海を想う」シリーズ作品の「ウニ殻」を久しぶりに制作しました。

「ウニ殻」2025

作品解説
海で拾ったキダリス類のウニ殻(骨格)は頂上系の板や一部の殻が欠け落ちた状態。
その殻の中に見えるのは、このウニが暮らしていた潮通しの良いリーフエッジ付近の光景。
イソバナの傍をソラスズメダイたちが泳いでいます。

キダリス系のウニ殻モチーフの作品は2015年に初代(第一号作品)を制作したのですが、これが「あの海を想う」シリーズの始まりとなる作品でした。
続いて2017年に制作した2点目で現在とほぼ同様のデザインになり、その後2020年と2023年に1点ずつイベント用に制作・販売しています。

オークションに出品するのはかなり久しぶりで、2015年制作ものが最初、2017年制作のもの2度目、今回のこの作品が3度目の2H出品になります。

今回はウニ殻の歩帯部分をピンク色にしてみました。


この作品、透明ガラス部分の表面に一部細かな凹凸があります。
完成直前にガラス表面が発泡してしまったところを冷めてから研磨した跡なのですが、気になる方は入札をお控えくださいませ。
バーナー上での作業の時間がかなり長い作品なので、このようなガラスの暴れを完全に防ぐことは今の僕の腕ではできません。これも本作品の表情の一部と思っていただけるとありがたいです。

ウニ殻としてちょうどいいサイズ感です

ウニ殻コレクションに混ぜて置いたら完全に同化してます

本品には収納/展示台兼用の専用木箱が付属します。

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ガラス造形作品・「あの海を想う」シリーズ
制作時期:2025年10月
大きさ:35mm x 31mm x 25mm
材質:鉛ガラス・一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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10月22日(水)はGlass2Hオークションの開催日です。

僕はガラス作品2点、あちらの世界の「プルトン(遊泳形態)」とあの海を想うシリーズの「ウニ殻」を出品しています。
各作品の入札終了時刻は
・「プルトン(遊泳形態)」・・・21:15
・「ウニ殻」・・・21:30
です(自動延長あり)。

今回のオークションもどうぞよろしくお願いいたします。
Glass2H