今月会えた生き物たちをまとめて紹介します〜。最近は師走のバッタバタのせいで行きたいタイミングでは全然フィールドに出かけられなかったけど…(涙)。
落ち葉の隙間をよーく見ると…ありました!
寄生植物リュウキュウツチトリモチです。
今月はこの植物はハズせませんっ。毎年この時期に顔を出す素敵なお花。まだキャベツ状態の花茎でした(12月24日、沖縄本島南部)。
周囲の落ち葉をそそっと取り払ってみると、下に大きなコブが確認できました(土は一切掘ってませんよ)。花茎のホントにすぐ下に地下茎の塊があるんですねぇ。この地下茎からトリモチが作られるらしい…。この株はクロヨナの根に寄生してるっぽいです(周りにクロヨナの実が沢山落ちてました)。
この後、落ち葉を元の状態に戻して撤収。今度はしっかり開花してるのを見に行こ〜。
そしてヤンバルではリュウキュウアカガエルの産卵シーズン!
26日の晩に期待して行ったんですが…..。えー、もうとっくにアカガエル祭りは終わっておりました(涙)。びっしり産み付けられた卵も全て孵化して立派なオタマジャクシに。遅すぎたー。
しかしこのオタマびっしりの光景もすごいなぁ。
ごく一部の小さな水たまりだけこんなに高密度になってましたが、産卵後に水量が減って濃縮された感じです。早く雨降ってー。
別の場所ではまだ発生途中の卵が。こっちはつい先日産卵されたみたいです。
* 写真は水底に沈んだ葉っぱの上にあった卵です。
今月11日にもヤンバルに行ったんですが、その時はものすごーく静かな夜でカエルもほとんど出てなかったのでキノコをちょっとだけ撮って帰りました。以下、その時の写真です。
左:これも冬によく朽木に生えてるクヌギタケ属?のキノコ。いつも一瞬シイノトモシビタケ!と騙される光らないやつ。苔を頑張って押し上げてるところがなんだか可愛くて。
右:よく見かけるホウキタケの仲間? かなり古くなってたけどこの枯れた感じも好き。
初めて見た地下生菌ユワンベニタマタケ Turmalinea yuwanensis Orihara。一緒に行った友人の小松さんに名前を教えてもらいました。記載されたばかりの記録が少ない地下生菌だそうで、和名はまだ仮称みたい。落ち葉の下にこんな綺麗なキノコが隠れてるんですねぇ。裏側の根っこみたいなヒョロリが黄色くて良いアクセントになってますねぇ。普段は人目に触れることのない地下生菌ですが、この時はたまたま地面に露出してるのを発見。ラッキーです♪
次のヤンバルは年明けてからですね〜。