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ゴンズイ石とイモリ玉…Glass2H

3月22日(金)はGlass2Hオークションの開催日(入札日)です。
今回オークションに出品したガラス作品たちを紹介しますね。


ガラス造形作品
「浜辺の石ころ」
2024

海岸に転がっている小さな琉球石灰岩の石ころがモチーフの「あの海を想うシリーズ」ガラス作品。
この石ころの中にはゴンズイの幼魚たちが泳ぐサンゴ礁の景色(海の記憶)が見えます。

これまでもトンボ玉作品「ゴンズイ玉」やゴンズイの入った「浜辺の石ころ」は制作していますが、一面にゴンズイ5匹を入れて「群れ感」を強調したのは本作が初めてです。

作品の中の生き物たちはゴンズイ5匹、塊状サンゴのシナキクメイシ、青い海藻はヒラワツナギソウ。

実際のワツナギソウの仲間は構造色で青く見えたり赤く見えたりするとても綺麗な海藻。

ゴンズイはいつもギュウギュウに群れてます。かわいい。

作品の透明ガラス部分にはクリアガラスのスジ状のムラ(脈理)や一部に曇りが入っています。作業過程で意図せず入ってしまうものですが制作の筆跡と捉えてもらえるとありがたいです。

 
作品には展示台/収納箱兼用の専用木製標本箱が付属します。

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ガラス造形作品「あの海を想う」シリーズ
制作時期:2024年3月
大きさ:40mm x 34mm x 21mm
材質:鉛ガラス・一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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トンボ玉作品
「木漏れ日に漂う」
2024

沖縄の森の小さな水場にゆったりと浮かんでいるシリケンイモリたちの姿を記録したトンボ玉。一年以上作っていなかったので久々の制作です。

水面にエゴノキの花が浮かんでいる「冬のヤンバルの森バージョン」*。
ヤンバルでは冬(11月-3月頃)にエゴノキの花が咲き、この時期に森では地面や水面に散ったエゴノキの花がたくさん見られます。
*トンボ玉「木漏れ日に漂う」は過去に繰り返し制作している作品ですが、花が入っていない通常版と花入り冬景色版の2タイプがあります。

ほとんど見えませんがシリケンイモリのお腹側はしっかり赤色になっています。

作品には展示台/収納箱兼用の専用木製標本箱が付属します。

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生物記録系トンボ玉作品・自然環境シリーズ(淡水域)
制作時期:2024年3月
大きさ:27mm x 27.5mm、軸穴の直径:3mm
材質:鉛ガラス・一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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今月のGlass2Hオークションの開催日は3月22日(金)です。
僕の作品の入札終了時刻は
「木漏れ日に漂う」… 21:20
「浜辺の石ころ」… 21:35
です。それぞれ自動延長ありになっています。

どうぞよろしくお願いいたします!
Glass2H