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「木漏れ日に漂う(冬景色)」…2H

今月のグラス2Hオークションに出品した作品を紹介しますね。
明日、6月23日(火)が入札日になっております。

「木漏れ日に漂う(冬景色)」2020

沖縄の森の小さな水場にゆったりと浮かんでいるシリケンイモリの姿を記録したトンボ玉。
僕の生物記録系のトンボ玉としてはすっかりお馴染みの作品です。

今回の玉はオークション用に久しぶりに制作した “冬景色バージョン(冬のヤンバルの森を表現した特別版)” で、水面にエゴノキの落花が浮かんでいるデザインです。

ヤンバルでは冬(11月-3月頃)にエゴノキの花が咲き、この時期のヤンバルの森では地面や水面に散った花がたくさん見られます。
エゴノキは内地では5-6月が開花時期ですが、沖縄では冬の花なんです。

ゆったりと浮いているシリケンイモリに木漏れ日があたっているこの場面は森でよく目にする大好きな光景。

今回の玉は片面だけ水面に複数の波紋があり、これはシトシトと降る冬の雨を表現したものです。木漏れ日に雨はあまり似合わない気もしましたが、雨雲の隙間から夕方の斜光がさして雨がキラキラ輝くあの美しい光景を思い出しながら創りました。

ほとんど見えませんがシリケンイモリの腹側はもちろん赤くなってますよ。

「木漏れ日に漂う(冬景色)」
生物記録系トンボ玉作品・自然環境シリーズ(淡水域)
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
大きさ:28.5mm x 29mm、軸穴の直径:3mm

制作時期:2020年6月

今月のGlass2Hオークションの入札日は6月23日(火)です。
この作品の入札終了時刻は22:00となっております(自動延長あり)。
どうぞよろしくお願いいたします!