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石ころ&ウミガメ作品..Glass2H

明日1月21日(金)は2022年最初のGlass2Hオークションの入札日です。
今回僕は海系のガラス造形作品2点を制作・出品しましたので以下に紹介しますね。


「浜辺の石ころ」2022

「あの海を想う」シリーズ作品。同作品群の中でも特にシンプルな”海岸の石ころ”がモチーフです。
海で拾ったこの石ころから見える海の記憶は2匹のアオウミウシが出会う場面。本州の磯の光景として作りました(僕の住む沖縄ではアオウミウシを全然見かけません)。

アオウミウシ2匹とタテジマイソギンチャク3匹が入った簡素な種構成です。

昨年末に初めてアオウミウシが入ったトンボ玉を作りましたが、「あの海を想う」作品群にもこの存在感の強いウミウシを登場させたくなって今回創ることに。とりあえず普通の丸い石ころをモチーフに選びました。「浜辺の石ころ」は2019年に何点か制作していて様々な生き物たちを入れています。

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ガラス造形作品・あの海を想うシリーズ
制作時期:2022年1月
大きさ:34mm x 29mm x 16mm
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラス(佐竹ガラス)

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本品には展示台/収納兼用の専用木箱を付属させる予定です。


「凪の月夜に」2022

満月の夜に沖へと向かうアオウミガメの孵化幼体。
月は直接表現せず水海月(moon jelly)で暗示しています。
この先の長い航海の無事を祈って”凪の船出”の意味で舟型の作品に。
 

2019年に神戸とんぼ玉ミュージアムの企画展用に制作した作品と同タイトル同デザインで、今回新たにオークション出品のために第二号作品を作りました。
第一号作品は神戸とんぼ玉ミュージアムに展示されています。

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ガラス造形作品
制作時期:2022年1月
大きさ:65mm x 28mm x 21mm
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラス(佐竹ガラス)

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この作品にはLED照明付きの専用展示台を付属させる予定です(完成までに数日お時間をいただくかもしれません)。


これら2作品は明日1月21日(金)開催のGlass2Hオークションに出品しています。
入札終了時刻は
・「浜辺の石ころ」・・・ 21:40
・「凪の月夜に」・・・ 21:55
です(自動延長あり)。

また今回はコレクターさまから、僕の2008年制作のトンボ玉作品「六月の森」と「雪中の一夜茸」が出品されています。これらはそれぞれ21:20と21:30に入札終了となっています。僕が作家として活動を始めた直後のごく初期の作品です(開始価格の8500円は当時のこれらの作品の販売価格です)。もちろん現在の作品のようなクオリティはありませんが、不安定で独特の雰囲気を持った思い出深い最初期作品たちです。大切にしてくださる方にお迎えいただけたら嬉しいです。

それでは、今回のグラス2Hオークションもどうぞよろしくお願いいたします!