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新作「魚石」species H

ガラス造形作品・魚石シリーズの新作。
久々に新たな魚種を創りました。

「魚石 (sp. H)」 A(内部が青色)

解説*

“最近の魚石類の調査で新たに発見された魚種species H (sp. H)。
とある鉱山付近の河原で小石に混じってひっそりと生息しているようです。

魚種 sp. H の特徴は、

・不透明な青色の石を形成すること

・石内部の底面に立体的な構造物が見られること

・魚石類の魚としてはかなり白っぽい体色をしていること

などが挙げられます。

石内部の色には変異があり、これまでに青色と緑色の2タイプが見つかっています。
詳しい生態については一切不明。”

*魚石のお話はフィクションです〜

魚石類としては珍しく白い体色。差し色で朱色が入っていて、ルーペなどで拡大すると鱗に細かな模様があるのが確認できます。

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空想系ガラス造形作品・魚石シリーズ・魚種sp. H
制作時期:2022年4月
大きさ:32mm x 30.5mm x 18mm程度
材質:主に鉛ガラス・一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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もう一点、内部が緑色の石も制作しました↓
 

「魚石 (sp. H)」 B(内部が緑色)

先ほど紹介した内部が青色の魚石とは内部の色だけでなく魚の配置(向き)も異なります(この配置は成形時に歪みやすくて難しい…汗)

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空想系ガラス造形作品・魚石シリーズ・魚種sp. H
制作時期:2022年4月
大きさ:29mm x 27mm x 20mm程度
材質:主に鉛ガラス・一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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魚石の伝承の中にも「青い石」と記されているものがあるのですが、僕の魚石シリーズ作品にはまだ不透明の青石がなかったため今回作ってみることに。

この魚石(sp. H)を制作する際にイメージしたのは群青で描かれた日本画のような静かな景色。岩絵具の群青はアズライト(藍銅鉱)が原料ということで、そんな鉱物の色味を参考にしています(緑色はアズライトに混在するマラカイトの色味がモデル)。


これらの新作「魚石 (sp. H)」A と「魚石 (sp. H)」B は今月のグラス2Hオークションに出品しています。
入札日は4月22日(金)、入札終了時刻はそれぞれ 21:15 と 21:30 です(自動延長あり)。

ご注意:これらのガラス作品は制作の過程でどうしても多少の曇りや汚れ・研磨痕などができてしまい、光の当て方によってはそれらが目立つことがあります。こういった部分を特に気される方は入札をお控えくださいませ。

それでは、今月のグラス2Hもどうぞよろしくお願いいたします。