明日、5月23日(月)はGlass2Hオークションの開催日(入札日)です。
今回僕が出品した作品2点を紹介します。
トンボ玉「雨あがりの森」2022
キノコが生える雨後の森をオキナワヤマタカマイマイたちが散歩している光景。冬のヤンバルの森を記録したトンボ玉です。
モチーフの生き物は、オキナワヤマタカマイマイ、クヌギタケ属のキノコ、シロソウメンタケ、アオノクマタケラン(赤い実の植物)、マルバルリミノキ(青い実の植物)、エゴノキ(白い花の植物)
ヤマタカマイマイが2個体入っているのはオークション用の特別版です。
オークション出品作品には展示・収納兼用の木製標本箱が付属します。
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生物記録系トンボ玉作品・自然環境シリーズ(森林域)
制作時期:2022年5月
サイズ:27mm x 24.5mm、穴の直径:3mm
材質:主に鉛ガラス、一部ソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
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ガラス作品「アマビヱさま」2022
すっかりこのコロナ禍の時代を象徴する妖怪となっている「アマビヱ」(江戸時代に海より現れ「疫病が流行ったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」と告げたとされる半人半魚の妖怪)。
僕もコロナ禍にこの妖怪をモチーフにした作品を作ってきましたが、今回初めてオークション用に特別な作品としての「アマビヱさま」を制作しました。
周りにミズクラゲ(5個体)が漂っている海中バージョンのアマビヱさま。僕が「海袋」と呼んでいるタイプの大きめの雫型作品です。
アマビヱさまの全長は10mm程度
この作品は自立しません。吊るし型の展示台が付属します。
↑通常版との大きさ比較
右:これまで制作している通常版の「アマビエさま」は海上に浮かび上がった状態。
左:今回の特別版の「アマビヱさま」はクラゲ漂う海中からじっとこちらを見つめています。
両作品を区別するためにタイトルのカタカナ表記を変えています。
アマビエさま関係の作品は僕の中ではコロナ禍での一過性のものとして、疫病の収束とともに制作も終了させるつもりでオークション出品の予定もありませんでした。
しかし生活が一変したこのコロナ時代を象徴する特別な作品をしっかりと世に残したいという欲も出てきてしまい…今回自分らしい作品としてミズクラゲとアマビヱさまの海袋を創ることに。
世の中もだいぶコロナの規制も緩くなってきました(僕の住む沖縄ではまだ感染拡大が続いていますが…)。このまま落ち着いていけばアマビエさまの制作ももうすぐ終了となりそうです。
もしお迎えしたい方がいらっしゃいましたらどうぞもよろしくお願いいたします。
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空想系ガラス造形作品
制作時期:2022年5月
サイズ:38.5mm x 25mm x 20mm
材質:主に鉛ガラス、一部ソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
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明日(2022年5月23日・月)開催のグラス2Hオークション、
僕からの出品作品2点「アマビヱさま」と「雨あがりの森」の入札終了時刻はそれぞれ 21:40 と 21:55 です(自動延長あり)。
また、今回もコレクター様から僕の初期のトンボ玉作品3点が出品されています。
どうぞよろしくお願いいたします。