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金魚玉&深海の雫

明日(6月22日・ 水)は月に一度のGlass2Hオークションの開催日(入札日)です。

今回僕が出品しているガラス作品2点を以下に紹介しますね。


トンボ玉作品
「金魚玉」
2022

金魚のトンボ玉を今年も一点だけ制作しました。
裏表2面でそれぞれ金魚の配置が異なっています。

「金魚玉」は江戸時代に流行した紐で吊るして金魚を運搬・鑑賞するガラス製で球形の金魚鉢の呼び名。そんな昔の風流な金魚鑑賞風景とイメージを重ねながら作りました。

この作品は生物記録系ではなく空想系のトンボ玉として制作しているので、金魚もランチュウに似た謎の品種。水草はマツモをモデルにしています。

展示・収納兼用の木製標本箱が付属します。

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空想系トンボ玉作品
材質:主に鉛ガラス、一部にソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
大きさ:27.5mm x 27.5mm、軸穴の直径:3mm
制作時期:2022年6月
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ガラス作品
「クロカムリクラゲの海 -雫型-」
2022

クラゲシリーズのトンボ玉「クロカムリクラゲの海」の雫タイプ。

深海棲のクロカムリクラゲが1個体入っているだけのシンプルな雫型作品で、深海をつまみ上げたイメージで制作しています(通称「海袋」作品)。
クロカムリクラゲは僕が作っているクラゲシリーズの中でも唯一の冠クラゲ目に属する種で、制作は難しいけれど存在感の強い独特の姿が特に気に入っています。

この作品には吊るし型の専用展示台が付属します。

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ガラス造形作品
材質:主に鉛ガラス、一部にソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
サイズ:32mm x 23mm x 15.5mm
制作時期:2022年6月
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これらの制作工程が多い作品ではガラスを何度も溶かして重ねていくためクリアガラス部分に曇りや気泡、ユラユラした脈理(みゃくり)のスジなどができてしまいます。僕はこれも創り手の筆跡として気に入っていますが、もしガラス作品に完璧な透明感を期待されている方は入札をお控えくださいませ。

明日(2022年6月22日・水)開催のグラス2Hオークション、
僕からの出品作品2点「クロカムリクラゲの海 -雫型-」と「金魚玉」の入札終了時刻はそれぞれ 22:00 と 22:15 です(自動延長あり)。

また今回もコレクター様から僕の初期のトンボ玉作品1点「六月の森」が出品されています。

→ Glass 2H

それでは、今回のオークションもどうぞよろしくお願いいたします!