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ミニへルペトン

毎年お盆からハロウィンまでの期間限定で空想系ガラス造形作品「あちらの世界」シリーズの創作をやっております。

あちらの世界 記事一覧

それでは、今年最後のあちらの世界観察を。




こちらの話の続きです↓

泡の湿地のリマキス

ヘルペトンとプラヌスはリマキスの棲む泡の湿地を奥へと進んでいきます。

プラヌスは時々 尻尾を犬のようにビチビチ振って
泡をブクブク大量に立ててなんだか遊んでいるようです。

しばらく2匹が進んでいくと、何やらまたあちらの住人が…。

 
そこにいたのは小さなヘルペトン。
この「ミニへルペトン」も水場を求めて泡の湿地に来たのでしょう。

体内には骨魚が棲み、小さいながらも内部までよく似ています。

ヘルペトンとミニへルペトンはしばらく向かい合った後、
グルグル回る儀式的行動をしてすぐに離れていきました。

あちらの世界観察中にヘルペトンが同類と出会うのは初めて見ましたが、
とてもあっさりしたものでした。

両者は再び別の方向へ進み始めたのですが…..

少し慌てた感じで後を追うプラヌス、
なんとついていったのはミニへルペトンの方!
ついていく相手が入れ替わったことに気づいているのかも不明なまま
プラヌスはミニヘルペトンと新たな旅に…。

突然のプラヌスとの別れはこちらとしては寂しいですが、
また一匹で旅を続けるヘルペトンを今後も観察していきます。

渦窓もかなり霞んできたので今季のあちらの世界観察はこれにて終了。


以下、ガラス作品「ミニへルペトン」についての紹介を。

「ミニへルペトン」2023

あちらの世界シリーズの空想系ガラス造形作品。

ヘルペトン(Herpeton)はあちらの世界で各地の水場を巡って永遠の旅を続けている生物です。
この「ミニへルペトン」はいつも観察している主役のヘルペトンよりも体サイズが小ぶりな個体。体内には「骨魚」たちが棲んでいたり神経系が見えたり小さいながらに内部もにぎやかです。
強い光を当てた後は神経系が仄かに光ります(蓄光仕様)。

いつもよりもっと小さなヘルペトンを作ってみたくなって挑戦した作品です。
展示・収納用の特製木箱が付属が付属します。

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空想系ガラス造形作品・あちらの世界シリーズ
2023年10月制作
サイズ:40mm x 29mm x 13mm
材質:主に鉛ガラス、一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
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この作品「ミニへルペトン」ともう一点「リマキス」を10月21日(土)開催のGlass2Hオークションに出品しています。

これらの作品の入札終了時刻はそれぞれ21:50 と 22:00 です(自動延長あり)。

今月の2Hオークションもどうぞよろしくお願いいたします!