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ビーチグラス

今月のオークションに出品したもう一つの「あの海を想う」シリーズ作品。

「あの海を想う -ビーチグラス-」2017年制作

同シリーズの中では一番シンプルであんまり肩肘張らずに制作できるのがこのビーチグラス。長年波打ち際で身を削られながら、繰り返す潮の満ち干きを見つめ続けたガラス片がモチーフです。ガラス片になる前は大洋を旅したガラスビンだったかもしれません。
* シーグラス(sea glass)とも呼ばれていますが、海草もシーグラス(sea grass)なので混乱しないようにビーチグラス(beach glass)の方を使っております〜。

今回制作したのはオキクラゲが漂う海の光景を記憶した青いビーチグラス。

中のオキクラゲは順光ではあんまり目立ちませんが、逆光ではなかなかの存在感です。
クラゲが主役のクラゲシリーズの玉とは違って、この作品はビーチグラスをじーっと見つめると中にクラゲが漂う海の光景が浮かび上がるっていうコンセプトなのでこのくらいが丁度良いかなぁ〜と。

紐を通すための穴が空いていて、窓際などに吊るして光を透過させると中のクラゲまでとても綺麗に見えます。少し大きいですがペンダントにも使えそうですよ。
* 穴の直径が2mmといつもよりちょっと小さめです〜。

 

触手が8本、口腕が4本のオキクラゲさん。カサには細かい粒子が練り込んでありますが、これはカサ表面全体に細かい刺胞群の突起を持つ本種の特徴を表現してみたもの。やや青っぽく見えるのは周囲のガラスの色の影響で、クラゲ自体はいつもの半透明の白色(一部だけ紫色)です。

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2017年12月制作
ガラス造形作品・「あの海を想う」シリーズ
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラスを使用(佐竹ガラス)
大きさ: 42mm x 29mm x 13mm, 穴の直径: 約2mm
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この作品は今月のグラス2Hオークションに出品しています。

入札日は12月22日(金)、ガラス造形作品「あの海を想う -ビーチグラス-」の入札終了時刻は22:45です(自動延長あり)。

明日が入札日ですっ。
なお、この「あの海を想う -ビーチグラス-」には専用の紙製標本箱を付属させる予定です。

もう一点、同シリーズのウニ殻作品も出品しています(終了時刻は23:00)。こっちの作品については昨日のブログで紹介しています。

今年最後の2Hオークションは出品されてる作品数が多くて楽しいです!クリスマス直前って感じでお祭りみたいな雰囲気ですね♪ ではでは明日開催のオークション、どうぞよろしくお願いいたします〜。m(_ _)m

「あの海を想う」シリーズについては当サイトの作品ギャラリーをご覧くださいませ。

「あの海を想う」シリーズ