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ヘルペトンとプラヌス

毎年お盆からハロウィンまでの間だけ空想系ガラス造形作品「あちらの世界」シリーズの創作期間にしています。
今年もまた少しだけあちらの世界の観察記録にお付き合いくださいませ。



前回(昨年10月)は幻鏡湖で出会ったあちらの住人「タペタム」を観察しているうちにヘルペトンとプラヌスを見失ってしまったところで観察終了となりました。

あちらの住人「タペタム」

さてさて、今季もまた渦窓を覗いてあちらの世界を観察すると…

いましたいました、ヘルペトン。
相変わらずプラヌスがそのすぐ後をついて来ます。
それにしても、ここは一体どこなのか? 
よくよく周りを見渡すと、どうやら地下の洞窟らしき景色です。
水晶のように透き通った天井からはユラユラ光が射していて、おそらくここはあの幻鏡湖の地下空間と思われます。
ヘルペトンらは湖面のどこかに開いた穴から地下に落ち、そのままずっと今季まで休眠していたのかもしれません。
キラキラ輝くこの地下空間は「銀の洞窟」と呼ぶことに。
ヘルペトンとプラヌスは銀の洞窟をノソノソゆっくり進んでいきます…。


以下、今回新たに制作したガラス作品「ヘルペトン」と「プラヌス」の紹介を。

 「ヘルペトン」2022

ヘルペトン(地を這う者 Herpeton )は水場を巡る旅を続けている生物。この生物を中心にしてあちらの世界観察が展開されています。
体内には2匹の骨魚が共生していて、様々な小器官が浮遊していたり神経系が見えたりします。

収納/展示台兼用の専用木箱が付属。

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空想系ガラス造形作品・あちらの世界シリーズ
制作時期:2022年8月
大きさ:54mm x 38mm x 15mm程度
材質:鉛ガラスと一部ソーダガラス(佐竹ガラス)、銀箔
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「プラヌス」2022

プラヌス(扁平なる者 Planus )は昨年のあちらの世界観察で新たに見つかった泥地に住むあちらの住人。
泥の中から出てきてヘルペトンの後ろをずっとついて歩く様子が観察されています。
上向きのつぶらな瞳を持つヘルペトンに似た姿の生物で、体内にはホネホネのサンショウウオやらクラゲっぽい者やらが住んでおり丸い小器官や神経系も見えます。

収納/展示台兼用の専用木箱が付属。

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空想系ガラス造形作品・あちらの世界シリーズ
制作時期:2022年8月
大きさ:51mm x 33mm x 14mm程度
材質:鉛ガラスと一部ソーダガラス(佐竹ガラス)、銀箔
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ガラス作品「ヘルペトン」と「プラヌス」は8月22日(月)開催のグラス2Hオークションに出品しています。

各作品の入札終了時刻は
・「プラヌス」…22:20
・「ヘルペトン」…22:30
です(自動延長あり)。

Glass2H

また、今回のオークションでは化硝研企画で制作した未確認化石の硝子復元模型「フィブラスピス パラシトゥス」2点がグラスタウンから出品されています。
この作品についてはこちらの記事をご覧ください↓

化硝研究所企画作品005番

どうぞよろしくお願いいたします。