今月のグラス2Hオークション用に制作した作品を紹介しますね。
「ペルム紀幻影」2023
古世代ペルム紀の北米に生息していた両生類の絶滅種ディプロカウルス(Diplocaulus sp.)をモチーフにしたガラス造形作品。
化石を眺めた時に無意識のうちにその生物の生きていた頃の様子がチラチラと脳裏にイメージされる感覚が好きなのですが、そんな化石(現在の姿)とそれから勝手に想像される当時の生息風景(見たことのない過去の姿・幻影)を表現した作品です。
このモチーフの作品は2年ぶりの制作になりますが、今回のものは新デザインにしてみました(これまでの作品は片面に化石、反対面に生時の光景というデザインでした)。
ディプロカウルスの化石の母岩の中にペルム紀の生時の姿(幻影)が見えるイメージで…。
本品には収納・展示台兼用の木製標本箱が付属します。
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ガラス造形作品「ペルム紀幻影」
制作時期:2023年6月制作
大きさ:35mm x 33mm x 20mm
材質:主に鉛ガラス、一部にソーダガラス(佐竹ガラス)
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先月、作家友達の礒野昭子さんとグラスタウン町長さんと一緒に久しぶりに北海道にへアンモナイト拾いに行ったんですよ。もうアンモナイト沢山拾えてめちゃくちゃ楽しかったです。そして今月には化硝研究所企画で化石復元作品の制作/発表があったり、世の中では古代魚のサカバンバスピスが話題になってたりでなんだか化石関係で頭が一杯になってました。それで今月のオークション用に制作する作品もこれに決めた!っていう単純な経緯です。完成したこの新デザインの「ペルム紀幻影」もとても気に入っています。
「ペルム紀幻影」は今月22日(木)開催のグラス2Hオークションに出品されていて、入札終了時刻は21:40です(自動延長あり)。
今月はもう一点の僕の作品、化硝研究所企画の「テトラペルタ・スファエラ」がグラスタウンから出品されています(終了時刻は22:00)。
それでは今月のGlass2Hオークションもどうぞよろしくお願いいたします〜。
「テトラペルタ・スファエラ」についてはこちらをご覧ください↓