7月22日(土)はGlass2Hオークションの開催日(入札日)です。
今月オークションに出品したガラス作品たちを紹介しますね。
トンボ玉作品「金魚玉」2023
今年も1つ、金魚のトンボ玉が完成しました。この作品は毎年夏に一点だけ制作することにしています。
玉の表と裏で背景デザインが異なっています。
この作品は生物記録系ではなく空想系のトンボ玉として制作しているので、金魚もランチュウに似た謎の品種。水草はマツモをモデルにしています。
「金魚玉」は江戸時代に使われていた紐で吊るして金魚を運搬・鑑賞するための球形のガラス鉢の呼び名。
そんな昔の風流な金魚鑑賞風景とイメージを重ねながら制作している玉。
展示・収納兼用の木製標本箱が付属します。
*******
空想系トンボ玉作品
制作時期:2023年7月
大きさ:27.5mm x 28mm、軸穴の直径:3mm
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
*******
そしてもう1点の出品作品↓
トンボ玉作品「クワイカの潮」2023
沖縄のサンゴ礁に住む「クワイカ」と呼ばれる小型のアオリイカがモチーフの作品。
サンゴ礁の浅瀬をクワイカが泳いでいます。
アオリイカとされている種には遺伝的に異なる3つのタイプ「アカイカ型」「シロイカ型」「クワイカ(くぁいか)型」が知られていて沖縄には3タイプとも生息しているそうですが、リーフや漁港でよく見かける小型のものが「クワイカ」です。
反対面は潮の引いた礁池内でクワイカが小魚(ロクセンスズメダイ)を捕食している場面を再現。
作品の構成種は、アオリイカ(クワイカ型)、ロクセンスズメダイ、ヒメジャコガイ、カメノコキクメイシの仲間(塊状サンゴ)、カイメンソウ(海藻)。
2022年に発表した同タイトルの作品の2点目になりますが、今作は僕がクワイカの捕食を観察した夜のサンゴ礁の雰囲気を意識した暗めのデザインにしてみました。
展示・収納兼用の木製標本箱が付属します。
*******
生物記録系トンボ玉作品 自然環境シリーズ(海水域)
制作時期:2023年7月
大きさ:27.5mm x 28mm、軸穴の直径:3mm
材質:鉛ガラスに一部ソーダガラス(佐竹ガラス)
*******
さらに今月のオークションには先月に続きグラスタウンさんから化硝研究所企画作品「テトラペルタ・スファエラ」が1点出品されています。
詳しくは先月のこちらの記事をご覧ください↓
↑左が未確認化石006番。この生物の生時の姿を復元した図が右。
Tetrapelta sphaera(テトラペルタ・スファエラ)と命名しました。
この復元図から制作した硝子復元模型作品は2点↓
左の茶色いのが先月オークションに出品したもの、
そして今回出品されているのは右側の透明のものです。
紙製標本箱が付属します(今回出品されているのは右側のもの)。
今月のGlass2Hオークションの開催日は7月22日(土)です。
僕の作品の入札終了時刻は
「テトラペルタ・スファエラ」(グラスタウン出品)… 22:00
「クワイカの潮」(増永出品)… 22:20
「金魚玉」(増永出品)… 22:30
です。それぞれ自動延長ありになっています。
それでは今月のオークションもどうぞよろしくお願いいたします!
→ Glass2H