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「渦窓」と「プルトン」…Glass2H

それでは、今期最後のあちらの世界の観察記録とGlass2Hオークションの出品作品紹介を。




あちらの世界の観察可能シーズンも終わりに近づき、かなり霞んできた「渦窓」を覗いてあちらの様子を観察しています。

銀の洞窟で不思議な石を集めるあちらの住人「カプトン」と遭遇したヘルペトンとプラヌス。
互いに干渉する様子もなく、ヘルペトンたちは洞窟の奥へ奥へとドンドン進み続けます。
このエリアにはカプトンが複数個体棲んでいて、あちらこちらの穴々が彼らの個室になっているようです。

そのまま歩き続けたヘルペトンとプラヌスは、かなり広い空間にある地底湖らしき場所にたどり着きました。
大きく深いこの水場の名は「銀の地底湖」としました。
天井からわずかに降り注ぐ光が洞窟壁面や仄暗い湖面をユラユラ照らしています。

この地底湖は久々のしっかり水量のある水場。
ヘルペトンはすぐに水辺に行き、体内の骨魚たちを地底湖に放ちました。
隣の水際にはカプトンもいて、自身の骨海亀を放っているようです。
よくよく見ると水面からはあのプルトンがそっと彼らを覗いています。

しばらく水中の様子を観察していると、骨魚たちは深くて暗い底の方に泳いでいってそのまま見えなくなりました。
それからかなりの時間が経ち、湖底から2匹の骨魚が再び現れてまたヘルペトンの体内に入っていきました。
ヘルペトンはゆっくり水場を離れ、また洞窟を進んでいきます。

ここで渦窓は一気に霞んで何も見えなくなりました。
今季のあちらの世界観察はどうやらここで終わりのようです。

ここで一つ気になる想像が…
暗い湖底に消えていった骨魚たちと、後から現れた骨魚たちは本当に同じ個体だったのか?
ヘルペトンは彼らにとって別の場所へ行くための乗り物のような存在なのでは?
ひょっとしたらあちらの世界の旅を終えた骨魚と、新たにあちらの世界にやってきた骨魚がいて….
…少々妄想が過ぎたかもしれません….


以下、Glass2Hに出品しているガラス作品2点の紹介を。

まずは前回の記事で正体が判明した「渦窓」。

「渦窓」2022

“「渦窓(うずまど)」はこちらの世界からあちらの世界を覗く事ができる唯一の物体。通称「第三の眼」”  あちらの世界を観察するための道具です(という設定の作品)。

レンズ状の窓の中に見えるのはあちらの景色。

この作品では底の見えない深い水場を骨魚と骨海亀が泳いでいるシーンが表現されています。

 
本品は去年制作した渦窓(1個目)とはやや形状が異なる2個目の渦窓です。

収納/展示台兼用の専用木箱が付属します。

ご注意点:透明窓の部分は表面に緩やかな凹凸があり、綺麗なレンズ状ではありません。

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空想系ガラス造形作品・あちらの世界シリーズ
制作時期:2022年10月
大きさ:48mm x 34mm x 30mm程度
材質:主に鉛ガラス、一部にソーダガラス(佐竹ガラス)
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↓この渦窓については一つ前の記事をご覧ください

渦窓の正体

「プルトン」2022

プルトンはあちらの世界の水中から水辺に生息している生物で、非常に高い知能を持ち社会性もある泉の賢者。あちこちの水場に現れるようです。

水場にやってくるヘルペトンなど他の生物を傍からじっと見つめている事が多いのですが、その行動は不明な点が多く謎に包まれた存在です。

体内には脳クラゲや骨蛇たちが棲んでいます。

 
過去に3体制作していて、本品は4体目のプルトンです。

収納/展示台兼用の専用木箱が付属します。

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空想系ガラス造形作品・あちらの世界シリーズ
制作時期:2022年10月
サイズ:41.5mm x 27mm x 17.5mm
材質:主に鉛ガラス、一部にソーダガラス(佐竹ガラス)
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プルトンとのファーストコンタクトのお話はこちら↓

あちらの住人「プルトン」

ガラス作品「渦窓」と「プルトン」は10月24日(月)開催のグラス2Hオークションに出品しています。

各作品の入札終了時刻は
・「渦窓」…21:40
・「プルトン」…21:50
です(自動延長あり)。

Glass2H

今シーズン最後の「あちらの世界」作品たち、どうぞよろしくお願いいたします!